気ままにダンス。

主に聖地巡礼、他にも色々、そんな日記。

【シャニ6th大阪】ライブでは泣きたくないオタクがストレイライトに泣かされた話。

アイドルマスターシャイニーカラーズ6th大阪、お疲れ様でした。
去年の周年ライブとは打って代わり、終始明るい楽しげな雰囲気のライブでした。
とても楽しかったですし、その上で語りたいこともたくさんありますが、ある程度はライブ後の打ち上げでぶちまけましたし担当のことはそれぞれの担当Pさんが語ってくれているので、私からはひとつだけ。
表題の件です。
ストレイライトに泣かされてしまいました。
こんなはずじゃなかった。
これは私にとっても想定外で、これはどうにかして言語化しておく必要があると思い、初めてライブ後に自分の感情を記事にまとめたいと思います(お気持ち表明ならやったことあるんですけどね)。
ただ、自分の中でもはっきりと答えが出ているわけではないので、感想というよりは備忘録と言った方が近いような曖昧なものになっていることはご了承ください。
尚、記事を書くに当たりストレイライトのコミュの内容に触れるため未読コミュがある方はこんなブログを読んでいないでシャニマスをやってください。

まずは自分語りになるのですが、そもそも私はライブで泣いたりするタイプではないんです。
何故なら私にとってライブとは楽しむために行くものなので、弾けて暴れることはあれど、泣く想定はしていないんです。
ライブというものに行き始めてから15年ほど経ちますが、これまでライブ中に涙が止まらず前が見えなくなった経験は3回しかありません。
嵐の活動休止前のラストライブ「This Is ARASHI」(まあこれは配信だったけど)、異次元フェスの流れ星キセキ、そして今回のシャニ6th大阪のImitation Ghostです。
ウルッと来ただとか少し涙が零れたとかを含めるともう少しありますが、号泣したのは長い過去を振り返ってもこれだけです。
我儘なままの星をめざしてですら、号泣までは至りませんでした。
これはやはり上述の通り私自身がライブでは曲を聴いて高まることを重要視しているからです。
泣くのを我慢しているわけではないが、そもそも泣きに来ているわけではない。
そのスタンスを今後も崩すつもりはありません。
だって楽しみたくてライブ来てるんだから。

その上で、涙が止まらなかった。
途中までは持ちこたえていたけどラスサビ前の挨拶で決壊した。
駄目だった。
なんででしょうね。
主にストレイライトのイベント、VSとWintermude, dawnの所為ですね。
正直、これ以上言えることはない。
それくらい、この2日を通してステージ上にはゲームで見たはずの光景があった。

本来であれば、ライブでキャストが全員揃わないというのは許されてはいけないことなんです。
これが本職のアイドルなら絶対に有り得ません。
やむを得ない事情により欠席するとしても、多くの場合はファンが納得できるようその理由を明かすでしょう。
アイドルと声優、職業の違いはあれどアイドルを騙ってライブをやる以上は全員揃っているべきだし、運営は揃える義務がある。
特に理由も明かされず足りていないメンバーでライブを開催するのは怠慢だと感じています(実際に開催に至るまでの過程や事情を一切知らないからこそ言えることですが)。

しかし、シャニマスは本来であれば欠点になるはずのところを「演出」へと昇華させてしまった。
Day.1にいない芹沢あさひを、センター不在のステージを、芹沢あさひがいないからこそできる「VSの完全再現」という手法で評価を180°ひっくり返した。
これは天晴れと言わざるを得ない。
「センターがいるからこそできるステージ」は数あれど、「センターがいないからこそできるステージ」を見たのは初めてです。
勿論、これは前述の通りVSというシナリオが存在しているストレイライトだからこそできたことではありますし、たまたま欠席していたのが芹沢あさひだったから成立したステージですが、その偶然をさも必然のようにされては、天晴れという他ありません。
そのステージも、ただ状況がシナリオと同じというだけではありません。
ストレイライトというユニットはメンバー同士が常に争いあっているようなパフォーマンスを行うため、Day.2のMCでも言及があったようにほとんど目を合わせることはありません。
お互いを倒すべき相手だと認識した上で客席へそのすべてをぶつけています。
しかし、Day.1のDestined Rivalはステージの上に立ちながらも間奏のダンスバトルでは冬優子と愛依、お互いがお互いのことしか見ていませんでした。
あの瞬間だけは、ステージに立っていながら、彼女たちの目にはお互いしか映っていない、それをあのストレイライトがやることの重み。
そこに立ち会えたことを私は嬉しく思います。

そして、このステージはこれだけでは終わらない。
Day.2には芹沢あさひが来る。
ここで、初めて彼女たちのライブは完成した。
そう、Wintermute, dawnです。
ストレイライトだけ、2日を通してひとつのストーリーを完成させているんです、そこに芹沢あさひがいることの意味の重さが違う(あくまでストレイライトのオタクとしての感想なので他のユニットを下げる意図はありません)。
Destined Rivalで冬優子と愛依の戦いを見せつけられ、芹沢あさひがいなくても会場を盛り上げることができると証明した上で、しかし、Imitation Ghostで芹沢あさひがいてこそのユニットであると再確認させられる。
情報量が多すぎる。
ストレイライトPとして、芹沢あさひPとして、こんなに嬉しいことはない。
そんな中での芹沢あさひのMC。

ープロデューサーさん
 なんか、すごくアツいっす
 それ、なんなんすかね
 …わかんないっす
 でも、その目で確かめてほしいっす

ここでもう駄目だった。
それは昨日芹沢あさひがいなかったからなのか、センター不在でステージを盛り上げた冬優子と愛依を見たからなのか、イベントシナリオを思い出したからなのか、或いはそのすべてなのか。
私としても泣くとは思っていなかったのでこれが何に対する涙だったのか、正直今になって改めて考えてみても、よくわからない。
ただ、ストレイライトというユニットに出会って約4年、初めて本当の意味で気持ちが抑えられなくなった瞬間だった。
芹沢あさひが、何かを得ようとして、何かを伝えようとしているその姿は、あまりにも眩しすぎた。

文頭の曖昧なものというのは、今書いたように自分の中でもまだ理由を探しているということです。
その結論はまだ出ていません。
ただ、あそこで芹沢あさひが伝えようとしたあの言葉にすべてがつまっているんだと思っています。
やっぱり良いユニットだ、ストレイライト。
隣で介抱してくれてありがとう、ひしお(なおこの次の曲であるBRIGHTEST WHITEで介抱し返すことになる)。

そこからのDJコーナー、今しかない瞬間を。
なんだったんですかね、あれ。
Imitation Ghostがストレイライトがステージで魅せることができる最大級のパフォーマンスだとすれば、今しかない瞬間をはストレイライトの日常部分を具現化した、ステージ上ではなく私たちが普段見ているアイドルではないオフの部分を切り取ったステージでした。
ストレイライトの持ち歌には成り得ないタイプの曲であったり、立っていたのが「ふゆ」ではなく「冬優子」であり本当のライブステージであれば彼女が絶対に許さないであろう姿だったことなどからそう思います。
なんでしょうね、DJにちかの妄想でしょうか(ただにちかは「ふゆ」しか見ていないはずなんだよなあ…)。
ここは私では答えが出ませんでしたが、Bouncy Girlで高まる準備をしていたところにあれはよろしくないと思います(心臓が持たないので)。

そして、最後のアンコールでの挨拶。
私が勝つのに。
現地では持ちこたえましたが後日アーカイブを見直しているときに泣きました。
なんでだよ。
ライブを噛み締める時間があったからですかね。
この台詞を生で聴くことができたのは大きい。
その想いを持ってステージに立っていたと知ることができてよかった。

そんな感じのシャニ6th大阪でした。
2日を通して情緒が破壊されっ放しでした。
大阪でこれだと横浜ではどうなってしまうんだろうか。
一ヶ月後が怖いようで楽しみです。
横浜も行かれる方は対戦よろしくお願いします。
今度こそ泣かずにずっと笑顔でいられるよう、楽しみたいですね。
また今回と同じような駄文記事を量産することのないよう、気を引き締めたいと思います…。

P.S.
今回はあくまでストレイライトのことだけを書くと決めていたから触れていなかったけど…。
あさかほってよくってえ…!!