AKB48が恋愛禁止令を見直すそうですね。
きっかけはメンバーの恋愛発覚だとか。
— 向井地 美音 (@mionnn_48) 2022年11月20日
アイドルの恋愛の是非について、改めて文章にしたことはなかったので、ここで個人的な見解を書かせていただきます。
そもそもアイドルが恋愛禁止だなんて言うのは、わざわざルールを作るまでもなく当然のことだと思います。
「私たちは自由に恋愛するので、その上で応援してください」なんて注意書でもしていない限り、アイドルが恋愛をしないのは暗黙の了解のようなものがあります。
それは、アイドルとはファンを自分の虜にさせることで、自分のことを「好き」にさせることで成立する商売だからです。
その「好き」がどの程度かはファンによってそれぞれ差があるものの、根本的には同じです。
ファンに夢を見させて飯を食っているのに、他に一番大切な人がいますと言うのはファンに対する裏切りに他ならないでしょう。
少し極端なことを言うと、アイドルが結婚を発表して炎上したとき「アイドルに人権はないのか」「結婚くらい好きにさせてやれ」というような意見がよく見えますが、私は人権はないと思っています。
人に貢がせて金を稼ぎ生きていくという選択をした以上、それくらいの覚悟はするべきです。
「俺のこと好きになってね！俺は他の人が好きだけど！」そんな馬鹿な話があってたまるか。
だったらデビューする前に自由に恋愛すると前置きをするべきだし、そもそもアイドルになんてなるべきじゃない。
少し私の話をさせてください。
私は中学生の頃から10年以上、嵐のファンをしています。
とは言っても所謂「ガチ恋勢」ではないし、大野くんが歌って踊る姿に魅了されたのでどちらかと言えば憧れの気持ちが強いです。
2020年に休止することを発表し、1年かけて開催していた50公演のツアーの最中、それは突如発表されました。
二宮結婚。
呆れました。
お前は馬鹿じゃないかと。
最高潮に盛り上がっているこのタイミングで、何をしてくれたんだと。
勿論、荒れました。
ライブ前日というわけのわからないタイミングで発表されたので、当日は空席がいくつか見られたそうです。
席によっては100万以上で転売されることもあった嵐のライブを休んだファンがいたんです。
その日をどれだけ楽しみにしていたことか。
その人たちがどのような想いだったかはわかりません。
もしかしたらガチ恋の少々厄介なファンだったかもしれません。
しかし、そういう人がいることも嵐は当然知っているでしょう。
その人たちを裏切ったんです。
それより自分が結婚したいという気持ちを優先したんです。
それが私には許せませんでした。
アイドルならファンに尽くせ。
何故泣く人がわかっているのにそんなことをするのか。
せめて、せめてアイドルを休止するまで待てなかったのか。
結婚したことそのものより、ファンを裏切ったことの方がショックでした。
先程も書いた通り、恋愛したり結婚したりすると予め明言しているなら別に構わないと思うんです（明言した上でファンがついてくるのかは別として）。
しかし、そうでないなら、アイドルの道を選択した以上は恋愛も結婚もするべきではありません。
もしくは徹底的に隠し通すべきです。
週刊誌に撮られるな、公表するな。
アイドルとして舞台に立っている間は100%ファンのためだけに存在しろ。
それがアイドルとしての義務でしょう。
アイドルとファンの関係とは、即ち偶像崇拝。
宗教に近い面もあると思います。
だったら偶像に徹するべきだ。
義務を全うしろ。
サボるな。
結婚して祝福されるだなんて思うな。
だったら辞めてしまえ。
誠意を見せろ。
甘えるな。
